佐竹十喜雄 牧師 召天
佐竹十喜雄牧師(国分寺バプテスト教会開拓者・協力牧師)が主のみもとに召されました。ここに謹んでお知らせいたしますとともに、これまでの皆様方からのお祈りとお交わり、そしてご友情に心より感謝を申し上げます。
佐竹牧師は、ご夫人とご一緒に米国在住のお嬢さんを訪ねて二ヶ月ほどの予定で現地に滞在しておられました。
日本へ帰国する三週間ほど前より体調を崩され病院での検査・治療を受けました。しかし帰国の前週に容体が極度に悪化し、ご家族が医療チームと相談した上で、そのまま主の時を待つ決断をなさいました。
そして、米国現地時間 7月19日(金)午前7時45分(日本時間同日午後10時45分)に、ご夫人とお嬢さんご家族のもとで天に召されました。86歳でいらっしゃいました。
なお、火葬式、葬式(告別式)は、現地にて、お嬢さんの夫君(牧師)の司式により執り行われました。
急なことであり、しかも海外での葬儀となりましたため、このような形でのお知らせとなりましたこと、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
なお、教会としての記念会(式)等につきましては、ご夫人のご帰国後にゆっくりとお考えと思いをお伺いした上で検討し、改めてお知らせいたします。
佐竹十喜雄先生は、聖書神学舎(第一期生)卒業後、保守バプテスト同盟山形第一聖書バプテスト教会牧師、同新庄東山教会開拓、バプテスト聖書神学校舎監を経て、1965年に国分寺バプテスト教会を開拓されました。その開拓には泉田昭・横山武・J.グーデン・陶山節子の諸師、並びに宣教団、KDKのご支援、近隣教会のお力添えを頂きました。
それからの30年間は、国分寺バプテスト教会を建て上げる働きに、文字通りすべてを注ぎ込んで来られました。
1995年に引退された後も協力牧師としていつも心を合わせて教会とともに歩んでくださいました。川越キングスガーデンに入居されてからも毎月定期的に国分寺まで礼拝においでになり、年齢を重ねても衰えることのなかったあの張りのある声で語られる説教と祈りによって、教会はいつも大きな励ましをいただいてまいりました。
また、「国内開拓伝道会(KDK)」総主事として開拓教会のために長くご奉仕をされ、「聖書と精神医療研究会」「ベテスダ聖書の集い」等、心病む方々や弱さの中に置かれた方々に仕えるお働きにも力を注がれました。
私たちは、牧師としての召しに立って、ひたすら主に仕え、その道のりを力の限り走り抜かれた佐竹先生に心からの敬意を表し、今はこの地上から天を仰いで、主の御前での再会に希望を抱いております。
これからも私たち国分寺バプテスト教会は、その開拓スピリットを受け継ぎながら、常に時代と世界へ生きた福音を分かち合ってまいりたいと決意を新たにしております。
引き続き私ども国分寺バプテスト教会のためにお祈りを賜れば幸いに存じます。
末筆ながら皆様の上に主の御恵みがありますようお祈り申し上げます。
2019/07/25
国分寺バプテスト教会
牧師 米内宏明、代表役員 丸山勇、教会員一同